青空に浮く薄雲、下から染まり始め大きな朝焼けに

撮影ノート『手賀沼有情』 (2021.2.25)
(アルツハイマーになった妻)

青空に浮く薄雲、下から染まり始め大きな朝焼けに。210225.jpg

朝焼けが色褪せ、岡発戸の丘の上をオレンジ色に染めて日の出。210225a.jpg

スズメたちが集まって餌を啄む滑り台の周り。210225b.jpg


『ここはどこ?』 (2021.2.25)
昨日午後の妻との電話、「もしもし」「は~い」「やっと終わりに近付いたね」「何が?」「私は帰ると思っていたが終わりじゃないのね。私はどうしたらいい?」「今まで通りそこにいてくれればいい」「ここはどこ?」「グループホーム寿。あんたを介護をしてくれている施設」「ずっと前からそこに入っているのね。私は何か勘違いしている。市役所の前の道を上ったところ?」「そう。坂を登ると信号がある」「ある」「信号の手前を左に入ると駐車場の先がグループホーム寿」「岩滑から坂を登るとここ?」「ここは我孫子、岩滑は静岡県だから歩いては行けない」「あっ、そうか。ここは私たちの家の近く。見に行きたい」「コロナが流行っていて外出も面会も出来ない」「コロナって本当に日本が冒されているの?」「そう」「どこから来た?」「中国で発生して世界中に広がった」「罹っても治るの?」「若い人は治るが、年寄りは死亡率が高い」「私たちは80過ぎだから気をつけなきゃ。帰る仕度をしていたらHの靴がある」「あんたの姉妹は誰も来ていない。あんたの履きにくい靴を押入に入れてあったが、靴箱に移してくれたと思う」「Hが来ると思った」「Hさんのご主人が脳梗塞になって、介護が大変だから来られない」「そんなこと誰も教えてくれない」「何度か話したが、忘れたんだ」「自分のことじゃないから聞き流しなんだね。お父さん、どこにいる?」「坂の上の家」「私たちの家ね。だったら帰りたい」「一昨年までは一緒に住んでいた。あんたが病気がちになって、私があんたの介護をできなくなった」「そうだね、歳だから」「だから私に代わってグループホーム寿で介護してもらってる」「それでここにいる理由が分かった」「そこにいれば、食事、洗濯、掃除、入浴など全部面倒見てくれるし、訪問診療のお医者さんが来て診察してくれる」「経費はどうするの?」「私が払っている」「早くそこに行きたい」「最初からそこに入っているよ」「嬉しい」「時間だ。CD鳴らして」「・・・鳴ったから電話返してくる」210225c.jpg
(昨日は何羽も来たヒヨドリが今朝は一羽だけ、スズメやムクドリたちが動き回る畑の木に止まる。)