地平線をオレンジ色に染めた晴天の夜明け

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.9.9)
(アルツハイマー)

地平線をオレンジ色に染めた晴天の夜明け。200909.jpg

埋立地の杭から次々飛び立つダウサギやチュウサギ、5分ほどで半数ほどになった群。200909a.jpg

泥だらけの足で杭にとまったアオサギ、カメラ嫌いかレンズを向けたら飛び立った。200909b.jpg


『私の姉妹は何人?』 (2020.9.9)
昨日午後の妻との電話、「もしもし」「は~い」「定期便ですかって言ったら定期便ですよって電話機を渡してくれた。私の姉妹は何人か数えていたら分からなくなった。私の姉妹は何人?」「岩滑の姉さん、浜岡の姉さん、西ノ谷の姉さん、あんた、横地の妹、生まれて数日で亡くなった妹、八王子と横浜の双子の妹でしょ」「あなたよく憶えているね」「何十遍も聞かされたからな」「8人なのに名前を並べると7人になっちゃう」「自分を数えなかったのか、生まれて直ぐ亡くなった人のどっちかを数えなかったな」「直ぐ死んだ子の名前は?」「聞いたことあるが忘れた」「女ばかりたくさん生まれたね。リヤカー乗せられで買い物に行ったとき、お宅だね子どもが亡くなったのはと言われたことを思い出した。菊川の駅の方へ埋めに行った。菊川のどこだか分からない」「菊川なら、私より先に男の子が生まれて数日で死んだからタカダッパラに埋めたと両親から聞いたことがある。生まれて直ぐ死ぬと墓に入れず、タカダッパラに埋めていたそうだ」「それ、それ、タカダッパラだ。お父さんが、犬が掘り起こさないように深い穴を掘ったのを思い出した。死んだ子を埋めるのだなと思った。家族みんなで行ったがお母さんだけは悲しくて行けなかった。遠くでお参り出来るとお母さんは一度も行かなかった。何だかわからなくてずっともやもやしていたことがやっと分かった」「AとLとあんたと私を写った写真、子どもたちの顔を忘れないように時々見てね」「あれ、何処にある?」「昨日はベッドの枕元」「あった。子どものころの事を考えると、私の姉妹と私の子どもたちの年代がごっちゃになって分からなくなる。あなたはお父さんだけど私のお父さんじゃない」「あんたの夫、忘れないで」「はい夫さま」「もう時間になった。CD鳴らしてから電話機返してきて」「・・・鳴った。・・・電話機持って行くの忘れちゃった。アハハ。・・・プープープー」、妻が事務所に辿り着く前に電話は切れてしまった。200909c.jpg
(気分がいいのか、いつになくよく囀るホオジロ。)