パッと明るくなって雲間から射し込んだ陽光

(アルツハイマー)

曇天の沼を撮って広場を一回りすれば、パッと明るくなって雲間から射し込んだ陽光。200711.jpg

広場に雲間から陽が射し、林床に木漏れ日が落ち始めれば集まってきたムクドリ。200711a.jpg

哀れやな、花のベッドに横たわる亡骸。200711b.jpg


『帰るのはのはいつ?』 (2020.7.11)
昨日午後の妻との電話、「もしもし」「は~い」「寝ぼけてた」「ベッドに寝転がっていると目が覚めないから起きてベッドに腰掛けて」「ベッドに腰掛けたから直ぐ目が覚めるよ。帰るのはのはいつ?」「帰る予定はない」「何処かに家を買ってそこへ行くのでしょ」「家は買わないよ」「私はどこにいればいいの?」「グループホーム寿にいればいいの」「どうして?」「去年までは二人で住んでいたが、私も年をとって体調が悪くなったあんたの介護をちゃんとできなくなった」「そうだよね。私より二つも年上だもの」「二人でグループホーム寿を見学して、いいところだったから申し込み、半年待って入居できた」「窓から見える駐車場の先は手賀沼の方に下る道だよね」「そう」「市役所の先を東に行って坂を登ったところが家。直ぐ近くだよね」「そう、今は申し込んだところにいるよ」「そうか。ここはいいところだよ。ずっとここに住んでいていいの?」「いいよ」「ちょっと出掛ければ手賀沼、その先に家がある」「その家に私が一人で住んでいる」「よかった~、あなたそこにいるの。私たちの第二の故郷だものね。私がずっとここに住んでいて支払いはどうするの?」「二人の年金と老後のための蓄えで支払うから心配しないで」「あんたは家に一人でいるの」「そう」「それじゃ私があなたの面倒を見てあげられない」「心配してくれてありがとうね。家にいた時はあんたの出来なくなったことを私がやっていたが、私もできなくなって、私に代わってグループホーム寿で面倒見て貰っているの」「そうか、それで安心した」「伝染病が流行っていて面会も外出も出来ないが、伝染病が治まったら私が面会に行くし、たまには家に来て、子どもたちも呼んで食事したりお話をして、夕方にはそこへ戻るお楽しみもあるよ」「家の中や家の近くは全部憶えている。ここはあなたと近いし、一緒に生きているから何も文句はないよ」「時間だ。CDを鳴らそう」「・・・鳴ったよ」「電話機を返してきて」「・・・電話終わりました」200711c.jpg
(大きな荷物を咥え、右に行ったり左に来たり。もしかして帰る家が分からなくて徘徊中?)