地平線に沿った黒い雲は遠く海の上の雲か

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.2.11)
(アルツハイマー)

上空は青空、地平線に沿った黒い雲は遠く海の上の雲か。200211.jpg

今朝はくっきりと見えた東京スカイツリー。200211a.jpg

地平線の雲から出た日の出。雲の上まで登った太陽はもう眩しすぎ。200211b.jpg


『ここはどこ? どこの国? 中国?』 (2020.2.11)
いつもより15分ほど早く妻に面会に行った昨日午後。Oさんが食卓の方まで探しに行ってくれたがいなくて、部屋に戻ってベッドに潜り込んでいた妻。エアコンの設定をしに来た人に「私入院していて・・・」と言いかけて私に気づき、「来た、来た、やっと詮が来た」と大きな声、泣きそうな顔になって、「ずっと待っていたのに来てくれないんだから」「ずっと毎日来てるよ」「知らない。ここはどこ? どこの国? 私を外国に連れてきて、私一人を置いてけぼりにしてどこかへ行ってしまうのだから。一人だけ残されて何もすることがないから淋しかったし怖かった」「昨日も来て一緒に散歩したよ」「知らない、そんなこと知らない。ここはどこ? どこの国? 中国? 中国人のおじいさんが言ってたように日本が土地を奪って建てた家?」と。私が単身赴任中に天津に来て、ホテル近くの公園で知り合いになった日本語を話すおじいさんに聞いた戦中の天津のことか、それとも10日間の予定でニュージーランドのウエリントンに出張、日本からの指示で米国のサンフランシスコ、デンバー、ニューヘブン、カナダのウイニペックと転々とし、ニューヨークまで戻ったら英国の田舎町ウエリントンに飛び、9ヶ月経ってやっと帰国したときの不安な記憶などが混じり合って蘇ったのだろうか。初めての中国出張で天安門事件に遭遇し、なかなか帰国できなかったこともあったし、私が海外に出掛けるといつ帰るか分からないという心配をしつづけた妻だったから、色んな不安な記憶が残っているだろう。
気分転換に散歩に連れ出そうとし、コートを着せたが靴がうまく履けなくてOさんに手伝ってもらい、ホームの近くを散歩した。並塚のバス停から東邦病院、名戸ヶ谷病院、手賀沼を望み、自宅近くの日本にいると分かったようだった。散歩中右足がうまく動かないと言いだし早々に部屋に戻った。CDラジオで子ども時代の日本の歌を掛けてやると、指揮棒の代わりに衣紋掛けを手に歌っていた。「外国にいて日本の歌を歌ってもいいの?」と心配そうに聞くので、「ここは日本、自宅から車で5分の近さだよ」と言ったが、外国に一人置いてけぼりにされたという気持ちは抜けていなかった。「市役所近くのバス停から飛行機に乗るためのバスに乗った」と言うのは散歩中に見た路線バスのことらしい。リンゴ黒酢で味付けした魔法の水も効果がなかった日だった。200211c.jpg

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