赤いテールランプが次々通り過ぎる

撮影ノート『手賀沼有情』 (2019.12.27)
(アルツハイマー)

6時15分を過ぎても桃山公園の高台から見下ろす景色は暗く、下の道を通勤の車の赤いテールランプが次々通り過ぎる。191227.jpg

霧で対岸も見えない沼にまた小雨が落ち始めた。傘を差し数枚撮った雨の手賀沼。誰も来なかった高台。191227a.jpg

未だ暗い林の中の小径を抜ければ、街灯に照らされたマユミの木の紅葉が鮮やか。いつもならラジオ体操をする人たちも来ていない。191227b.jpg


『両手を挙げてバンザイをした妻』 (2019.12.27)
妻の様子を見に行った昨日早朝、夕食後に用意した水は半分以上残っていた。コップ一杯の水を飲ませようと手渡したら、「私には子どもがいるの?」と寝ぼけ顔の妻。「いるよ、二人も」「二人も?」「上がA、下がL。八王子と横浜にいるじゃない」「AとLは私の子?」「そうだよ」「私は子どもを生んだのを憶えていないけど」「そうか、生んだと言うより帝王切開で取り出したからね」「二人は私の子なんだ。嬉しい。子どもがいないと思っていたから悲しかった。AとLはお父さんの子だから手伝いに来てくれて、私に親切だと思っていた。私とあんたの間に生まれた子だよね。いい子がいて嬉しい」と一気に言って泣き出した。目が覚めたばかりだからか、二日続けて夜の水分補給が少なすぎたのか、妻の言葉にびっくりさせられる。やっとAとLが自分の子どもだと思い出し、横浜の片倉台団地の風景も思い出したが、Aを等々力のナオミ保育園に、片倉台団地に住んだ頃に二人を育和幼稚園に通わせたことどころか、二人を育てた記憶すら思い出せなかった。
近所の桃山公園から手賀沼を撮って帰宅し、妻のところに行くとベッドに腰掛けRセンターの新年会のパンフレットを見ていた。私に気づき、「私には二人の子どもがいたよね。一人はAで、もう一人はL、Aは八王子に住んでいて、Lは横浜に住んでいるよね。ずっと考えていて、やっと思い出した。ここまでは正しいよね?」「正しいよ。思い出せたじゃない」「よかった」と言って上半身を起こし、両手を挙げてバンザイをした妻。「でもね、どうしても娘二人の顔が思い出せないの」と言って考え込む。「大丈夫だよ、思い出すさ。後で子どもたちの写真をプリントして貼っておくからね。今日はRセンターに行く日、9時には迎えの車が来るから早く起きて仕度しようね」と言って台所へ向かう。
朝食中もはしゃいだ様子で娘二人のことを一人でしゃべっていた妻。8時30分になったので急かせて二階へ追いやった。9時少し前、Rセンターから10分後に迎えに来ると予告電話。やっと仕度が出来た妻と自宅前に出ると間もなく迎えの車が到着、元気に迎えの車に乗り込み、窓越しに手を振りながらデイケアに出掛けた。Rセンターにデイケアで通うのもあと4回になった。191227c.jpg

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