強く降り出した雨に見る見る霞む対岸

撮影ノート『手賀沼有情』 (2019.11.11)
(アルツハイマー)

ポツリポツリと雨が降る暗い早朝、やっと明るくなってきたら、強く降り出した雨に見る見る霞む対岸。191111.jpg

沼の向こうから渡って来た雨、岡発戸新田の岸辺りから飛び立って埋立地の杭に集まり始めたサギ。191111a.jpg

ハス群生地が白く霞み、間もなくケヤキの木も雨の中。高台にもザアと来た通り雨。191111b.jpg


『「おい」と声を掛けたら私を見付け手を振った』 (2019.11.11)
妻の様子を見に行った昨日早朝、前日の日刊スポーツを広げて読んでいた妻。土日だけサービスに配達されるスポーツ紙を妻が読むのは珍しく、「どうしたの、スポーツ新聞なんか見て」「読みたい記事があって昨日持って来たけど読んでなかったから」と顔も上げずに返事。昨夜用意してあった水がだいぶ残っていた。なんとカップの代わりに小さなメジャーカップが水差しの横に置いてあった。「これで飲んだの?」「これだって水を飲めるからいいじゃないの」と。
桃山公園は撮影に行こうとしたら玄関の内側で妻が見送り、歩いて公園に向かえば二階の雨戸を開けて手を振っていた。撮影を終わって帰宅したら、雨戸を開けていた妻、「おい」と声を掛けたら私を見付け手を振った。なぜか朝からハイになっていて、「いろんなことが出来るし、いろんなことが分かる」と言っていた。
朝食の支度を始めると一緒にやろうとするが、何をやったいいか分からない様子。私が冷蔵庫から取り出して妻に手渡したら、食卓に運んで並べたり盛りつけたりする。朝食が終わったら洗濯。妻が集めてきた洗濯物のポケットをチェックし、洗濯機を始動したら後は妻に任せる。洗ったものが多くて重ければ階段を上ってベランダの前まで運ぶのを手伝う。干したものを取り込んで畳んだら、どこへ収納するか見ていないとあとで探すのに一苦労する。食後の食器洗いも手際よくやってくれるが問題は収納場所がその都度変わること。目につき易い場所に空きスペースを作っておけば、そこに誘導できることも分かってきた。9月に16日間入院して帰ってきたときは一気に出来ないことが増えたと思ったが、作業を分解しどこが出来ないか、戸惑うかを見て手伝うか声を掛けるようにしたらやってもらえる仕事が急に広がった。自分でやった方が早いし楽でもじっと眺めているのは、私にとって仕事を分解し妻に出来る仕事をつくるヒントを見付ける場にもなる。191111c.jpg