小雨に霞むネコの木

撮影ノート『手賀沼有情』 (2021.3.21)
(アルツハイマーになった妻)

k小雨に霞むネコの木。
(私の目には暗い沼、撮れたのはこの一枚だけ。昨日は文章を書けたが、今日はポインターが見えなく書けるるかどうか。)



『そうか目だったね』 (2021.3.21)
昨日午後の妻との電話、「もしもし」「は~い」[窓の外を見ていた。駐車場の上に雲が見えて、雲がもっと高くなったらいいなと思って一句作ろうとしていた。まだ途中、さっきより雲が少し薄くなってきた。そういう詩歌を作ろうと窓の外を見ている。垣根のアカメがきれい。窓が額縁のようになって、風に煽られて赤い新芽が揺れている。直ぐ前を見るよりも、窓辺に置いてある鏡台の鏡に映って横から見た方が揺れるのがきれい。、お父さんがずっと私の遊びと付き合って、関心を持っていてくれなくてもいいよ。出来上がったらちゃんと伝えるから。何回かこうやって作って投稿したら選ばれて本に載ったことがある。これが夢だったらみんなに笑われちゃうね。今日は曇り空でも赤い葉がキラキラ輝いているように見える。窓の直ぐ外は建物の陰でそんなに風が吹いていないが、横の方を覗くと建物の向こうまで続く垣根は風に揺られている。今日は何のご用時?」「毎日電話してご機嫌伺いだよ」「私はうっかり忘れてた。お父さん元気?」「元気」「私は幾つ?」「80」「じゃぁお父さんは82、二人で建てた家にいるの?」「そう。段々歳を取るし、家も古くなるからいずれ処分しなければならない」「私はお父さんの言う通りでいい。思うようにして。施設に入って一緒に住めるといいね」「それは理想だが別々になることが多いね」「お父さんと一緒にいたいが、一緒に住まなくてもどこにいるかはっきり教えてもらって、時々会いに行けたらいい。どうしているかの情報が分かればいい。一緒の屋根の下でなくても、心が繋がっていれば一緒ってことだよ。人間らしく生きようね」「今日は公子に諭されたね」「理想を口で言っても、それじゃぁ生きられないよ」「私の目が急に悪くなって、早く家を処分することになったらごめんね」「そうか目だったね。辛いが頑張って。私はあなたに一杯ごめんがあるが、両方で言ったってしょうがない」「そうだね。時間だ。CD鳴らして」「・・・鳴ったから電話返してくる]210321ss.jpg

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