久々の晴天、地平線の空の色を映す沼

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.12.4)
(アルツハイマーになった妻)

久々の晴天、地平線の空の色を映す沼。201204.jpg

岸沿いに移動するコブハクチョウ親子。201204a.jpg

地平線の雲の中から遅い日の出、半分出ればもう眩しすぎ。201204b.jpg

『ここにいるのが不思議』 (2020.12.4)
昨日午後の妻との電話、「もしもし」「は~い、元気?」「こんな天気では元気が出ない。色々なことが分かって私はまともになったと思う。自分で分からないことは、それが何だったか知りたい。私がここにいるのが不思議、特に困ったことない。ここにいるには色々いきさつがあったはず、それを知りたい」「そのことを話すと泣くから辛いな」「何でこういうところにいるか、あえて受け止めて、よくなって行く一通過点と捉えたい。泣かないから詳しく言って」「去年までは自宅で一緒に住んでいたが、あんたは病気がちになった」「どんな?」「目眩や吐き気、頭がガンガンして病院通いしていた。夏には膵炎になって救急車で運ばれて入院した」「心配だったね」「依田先生は、あんたの体質が変わって副作用が出たかと疑って背中に貼る薬を減らしたり、中止することを試みていた。あんたと見学して申し込んであったグループホーム寿に空きが出来て入れることになって、依田先生から訪問診療の先生へ引き継ぎの手紙も書いてもらった。今年1月12日から入居することが決まった。1月3日に膵炎を再発して、救急車で取手の病院に搬送され、入院した。入院中に、自分がどこにいるか分からなくなって、退院し帰宅したり、直ぐにグループホーム寿入ったことも分からなかった」「そうか、それで気がついたらここにいたのか。お父さんにはずいぶん苦労かけたね。泣けてくるよ」「泣かないって言ったろう」「泣かないよ。私はよくなっているんだ」「訪問診療の先生に診てもらって背中に貼る薬をやめて、膵炎や目眩の薬を服用して症状はなくなった」「まだ回復していないことは何?」「アルツハイマーに罹っているから物忘れすることだけ。忘れたっていい、何度でも話してあげるから」「ありがとうね。お父さんが話してくれるから心強いよ。私は頑張ってここにいる。お父さんは家で一人でも元気でいてよね」「時間が過ぎちゃった。CDを鳴らして」「・・・鳴ったから返してくる。・・・電話終わりました」201204c.jpg
(桃山公園に朝日が射し込めば、パッと輝いたモミジ。去年まで妻を連れて歩いた散歩道、私を待たせて遠回り、足が弱らないようにと階段を上った妻。コロナで外出できずすっかり足が弱ったようだ。)

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