細かい雨が舞っていた桃山公園の高台

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.10.1)
(アルツハイマー)

細かい雨が舞っていた桃山公園の高台。今月は撮れるものがあろうがなかろうがここに通おうと思う。手賀沼を教えてくれた友が昨年11月始め急逝する前、最後の二週間ほどを一緒に撮った場所。まだ聞きそびれていたことを自分で見付けようと。201001.jpg

埋立地のサギの群、撮れたころは半数以上が飛び立った後。201001a.jpg

公園の広場を歩けば街灯の下、浮き上がっているように見えたマユミの実。201001b.jpg


『私はいつ帰るの?』 (2020.10.1)
昨日午後の妻との電話、「もしもし」「は~い」「昼寝してた。今日は何でか疲れてる」「毎日疲れてるって言うね」「眠い。食べ物はちゃんと食べている。眠いのは寝るしかない」「私と話してるのに眠っちゃ嫌だよ」「分かってる。天気はいいし空は青空。窓の外の垣根を剪定して綺麗になった。左の方の下に切ったのが落ちている。その先はまだ剪定してない。三本の枝がぶら下がっていてどこともつながっていない。外を見ていると目が覚める」「目が覚める前に電話の時間が過ぎちゃう」「私はいつ帰るの?」「どこへ帰る?」「分からないがあなたが探してくれたところ」「二人で見学して申し込んだのはここだよ」「何処かへ帰りたい。その思いが募ると泣けてくる」「あんたは何でも自分でやりたい人がが、目眩や吐き気、頭がガンガンして去年は自分ではほとんど出来なくなった。代わりに私がやったが、私じゃ出来ないことがいっぱい。二人で困って、あんたは施設に入りたいと言い出した。去年7月にケアマネージャのMさんの紹介でここを二人で見学し、あんたも気に入って申し込んだ。去年12月に空きが出来て入れることになった。入る直前にも膵炎で入院し、その間に色んな記憶が消えた。記憶が回復する前にここに入ったから、申し込んだところとここが別なところだと思い込んでしまった」「申し込んだのはうっすら憶えてる。何処かに入った時、担架に乗せられて運ばれた。私はもうダメ、死ぬのかなと思った」「最初の膵炎の時は東邦病院、今年正月の再発はJAとりで総合医療センターに救急搬送してもらった。退院して直ぐここに入居した」「いつよくなった?」「ここに入って、訪問診療の先生に診て貰っている。おかげで膵炎も再発していない。目眩や吐き気、頭のガンガンも治っている」「そういう苦しい時のことは憶えていない」「こんなに元気になって嬉しいよ。もう時間が過ぎた。CD鳴らして」「電源入れてボタンを押した。鳴った」「電話機返して」「・・・電話終わりました」201001c.jpg
(妻が見たら、「もうちょっと透いて見えるようにしたら」と言いそうな我が家の庭のヒガンバナ。)

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