風が強く、地平線の空が赤く染まった快晴の朝

撮影ノート『手賀沼有情』 (2021.2.11)
(アルツハイマーになった妻)

風が強く、地平線の空が赤く染まった快晴の朝。210211.jpg

火事か、対岸のビルの傍から黒煙が立ちのぼる。10分も過ぎたら薄くなった煙の色。210211a.jpg

快晴の空を赤く染め岡発戸の丘から日の出。波立ってブルー一色の沼。210211b.jpg


『突然に、何があった?』 (2021.2.11)
昨日午後の妻との電話、「もしもし」「は~い」「私です。突然に、何があった?」「毎日電話してる」「ここで暮らすのに次は何をやるかいつも緊張している。他のことは憶えていない。お父さん元気?」「うん」「こことお父さんの所は目と鼻の先、手賀沼から坂を登ったところだね、歩いて行ける。今日は何してる?」「コロナが流行っていて、入居している人を守るため外出禁止になっている。だから来ることは出来ない。私が面会に行っても会わせてもらえない」「そんなに大変?」「一ヶ月の緊急事態宣言が出たが、もう1ヶ月延長されて3月7日までとなった。それほど状況は悪い」「その間ここに閉じ込められるの」「外の人から感染しないように、あんたたちを守っている」「ここをやめて家に帰るなら出してくれる?」「家に帰ったら食事、掃除、洗濯、入浴、病院通いなど全部私がやらなければならない。私ができなくなってあんたはグループホーム寿に入った。一昨年7月にあんたと私がここを見学し、申し込んだ。直ぐには入れず、去年1月に入れた」「お父さんが入った?」「私じゃない、入ったのはあんた」「私は何日間か泊めてくれるところにいるかと思った」「あんたは申し込んだところに入って、食事、掃除、洗濯、入浴、体操、薬の管理など職員さんがお世話しくれている。病院は、訪問診療の先生が来て診てくれる。ここに来て辛かった症状も治り、膵炎も再発していない」「何が辛かった?」「目眩、吐き気、頭がガンガンして動くのも辛かった」「治ってる。何でそうなった?」「アルツハイマーの薬を背中に貼っていたが、あんたの体質が変わって副作用が出たようだ。膵炎も再発していない」「私は立ち直った。お父さんは元気?」「元気」「子どもは?」「Aは八王子、Lは横浜にいて元気」「お父さんや子どもにも会いたい」「コロナが収まったら、昼間の間に外出して家に来て、子どもたちも呼んで話したり食事しようね」「嬉しい」「時間だ。CD鳴らして」「・・・鳴ったから電話返してくる」210211c.jpg

(市民農園跡から斜面林に舞い上がってきた二羽、モニターで拡大して見ればツグミ。)