地平線の隙間が色づき始め沼を染める

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.10.14)
(アルツハイマー)
上空を覆う黒い雲、地平線の隙間が色づき始め沼を染める。201014.jpg

岸辺から出てきたコブハクチョウの子どもたち、先を行く親を追って羽ばたき助走。201014a.jpg

ちょっと色づき始めたケヤキの木、まだまだ咲いている周りのソバの花。201014b.jpg


『浜松まで行ったもの』 (2020.10.14)
昨日午後の妻との電話、「今村さん、そのままで話せますか?」と職員さん。「真夜中?」と妻、「ご主人から電話。昼間ですよ」と電話を代わる。「こんばんは、じゃないこんにちは」「はい、こんにちは」「昨日の体操で疲れた。浜松まで行ったもの。あなた誰なの? もうひとり私くらいの年の人は? あれ、夢か」「夢だよ。あはは」「笑ったな。私はでたらめの夢を見た」「誰の夢もでたらめだよ」「そうか、気が楽になった。ご飯食べて寝たら早速夢を見た。岩滑のタビヤへ行った」「タビヤは我孫子の家の近く。岩滑はさきさの店」「そうだね、私惚けてる。私たちに子どもがいた?」「AとLの娘二人」「それは自分の子ども、頭の中がしっちゃかめっちゃか。Lと誰だった?」「Aだよ」「せっかく遠い旅から帰ってきたのに」「どこへ行って来た?」「アメリカへお父さんを探しに。かわいそうな公子さん」「50年も前のことを思い出していたのね。何年も一年の内半分くらいアメリカに出張してたから」「二人の娘は誰の子?」「詮と公子の子」「やっと目が覚めた。子どもの名前は?」「AとL」「忘れないよう書いておく。あなたは今もアメリカにいるの?」「坂の上の二人の家」「日本?」「そう」「会社は?」「20年前に62歳で退職した」「じゃぁ今は80くらい?」「82歳」「家はどこ?」「坂の上の二人の家」「だめだなぁ、私の頭はバカ。一度見に行く。見に行けば分かる。昔のことを考えて夢を見たのか。あきれたね。今日は何曜日?」「火曜日」「中国にいたら誰かが日曜日だと言った」「あんた、ベッドに寝転がっている?」「寝転がっている」「起きないと目が覚めない」「起きたら頭がボーッとしている」「目が覚める前に時間になった。CDを鳴らして」「・・・鳴った。音が大きい」「上の列のマイナスボタンを押して。どうして電源を切っちゃうの。鳴らしたままでマイナスボタンを押す。・・・また切っちゃった。電話機を職員さんに渡して職員さんと代わって」「・・・夫からです」と職員さんに代わり、ラジオの調整をお願いした。201014c.jpg
(市民農園跡から飛んできて、斜面林の天辺で鳴くモズ。)