赤く染まった地平線の空と沼

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.10.5)
(アルツハイマー)

家を出て歩き始めたらポツリポツリと雨。急ぎ戻って、雨ガッパの上着だけ羽織り桃山公園の高台に立てば、赤く染まった地平線の空と沼。201005.jpg

やがて岡発戸の丘の上を赤く染めて日の出。201005a.jpg

ケヤキの木の脇でソバ畑を撮っていた人、ソバ畑の先の日の出を待っていたのだろうか。201005b.jpg

『来てくれたの、嬉しい』 (2020.10.5)
昨日の妻との面会、グループホーム寿の玄関先で妻からリクエストされていた自宅の中と外、近所の写真を職員さんに渡し、妻へのインフルエンザ予防注射の調査票を記入しサイン。裏の駐車場で待っていたら満面笑みの妻が窓ガラスの向こうに現れ、「来てくれたの、嬉しい。これ邪魔ね」と言いながら網戸を開ける。職員さんから写真の入った封筒を渡され、写真を見た途端に泣き顔になって手で顔を覆う。「どうして泣くの?」「だって、これ、私たちが建てた家。涙が出てきて止まらないよ」と顔を上げたらよろけ、職員さんが持ってきてくれた椅子に座る。「これ、南側から見た家。これ、玄関前。これはどこから見たの?」「写真見せて」「これ」「家の前を通り過ぎて三軒ほど北側」「ベランダから見た手賀沼の方だ。台所でしょ、リビングも変わっていない。洗面所とトイレの入り口、タオルはしわくちゃじゃなく掛けてる?」「毎日取り替えてるがしわになって掛かっていたね」「写真見るとちゃんと思い出す。家に帰りたいよ。子どもたちは? AやLは来ている?」「仕事もあるし家庭もあるから来ていない」「何で家に帰っちゃダメ?」「伝染病が流行っているから。伝染病が治まったら外出して家を見に行こうね」「なんで私は外に出ちゃダメであなたは出て来るの?」「私だって気をつけて車で来てる。あんたと一緒に住んでる人はみんなお年寄り、あんたが外出して伝染病になったらみんなも感染しちゃうじゃない」「そんなら一緒に住んだらいい」「あんたと二人暮らしになったら、去年のようにあんたのことまで私がやらなきゃならない。私がちゃんと出来ないからあんたにはここに入ってもらった」「そうだったね。私がここにいたらあんたが助かるね」「そうだよ」「あなたも年だから気をつけてね」「気をつけるよ。私はあんたの夫だって分かってる?」「今日は最初から分かっていたよ」「来週の日曜も来るし、来ない日は電話するからね」「来てくれてありがとう。また来てね」と泣き顔で手を振る妻。201005c.jpg201005d.jpg

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