天気予報は曇天だったが晴天の夜明け

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.9.5)
(アルツハイマー)

天気予報は曇天だったが晴天の夜明け。200905.jpg

昨日より半減していたサギの群。餌を食べ尽くしたか池の西寄りに移動し、ダイサギ減ってチュウサギが目立つ。200905a.jpg

遊歩道寄りに咲いているキクイモの花。初めて食したオーブンで焼いたキクイモ、50年ほど前のアメリカ出張時だったろう、現地駐在していた先輩が食べさせてくれた。200905b.jpg


『何かをなくした』 (2020.9.5)
昨日午後、いつもの時間に妻への電話、トイレ中だったから5分後にかけたらまだトイレ。また5分待って呼んだらやっとつながる。「もしもし」「は~い」「こっちに来ているの?」「こっちって?」「坂を上がった所の家」「その家にいるよ」「あなたは家があっていいね。私はその家へ行く道をよく憶えてるよ。家の前を通り過ぎて356に出て、中学の前を過ぎて左に曲がると天王台の駅。昨日はそっちへ行った気がする。私の名前が書いてある何かをなくした」「大丈夫、なくしていないよ」「どうして?」「伝染病が流行っているからグループホーム寿は外出禁止、だから天王台の方へ行ったのは夢か空想だよ」「そうか、夢か空想か。でもね、部屋の中を探してもないよ」「何がなくなった?」「えーとねぇ、ここに座って書き物なんかするもの」「ボールペン?」「そうじゃない」「何だろう?」「何だかわからない。何だか分からないってことしか分からない。何かがなくなったから探してって事務所の人に頼んだらおかしいよね。でも、ないものはない」「何がなくなったか分かったら私が買ってきてあげる」「それが何だかわからない」「なにもなくしていないと思うよ。なくしたと思うから焦っているな」「今日は何曜日?」「金曜日」「午後の予定はなんだった」「知らない」「何もなければあなたの所へ行くつもりだった」「伝染病が流行っているから外出は出来ない」「何とかしてよ」「無理言うな、私は神様じゃないぞ」「私には神様だもの」「困ったな」「ここへ来てバカをみたのは私。何処にも行けない。ねぇ、お父さん」「なんだい」「お父さんてば」「・・・」「怒ったな、返事をしない。アハハ。私はあなたしかこんなこと話せないでしょ。お父さん」「は~い」「あなたは優しいね」「私をからかっている間に時間が来た。ラジオの電源を入れて歌を鳴らして」「昨日もやったね。スイッチオン、CDボタン、矢印・・・鳴った」「じゃあ電話機返してきて」「・・・事務所の前です・・・あっ、いた。・・・電話終わりました」200905c.jpg
(揺れた木の天辺にホオジロ。しばらく眺めたが鳴きもせず、稲刈り前の田んぼへ下りていった。)