ポツリポツリ雨の中、雲間に瞬時の日の出

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.8.1)
(アルツハイマー)

ポツリポツリ雨の中、雲間に瞬時の日の出。200801.jpg

市民農園跡より後から発芽したのに、花の数が多い農家の田んぼのコスモス。200801a.jpg

着飾って艶やかに熟女の舞、明日は散り始める老女の舞と知ってか藕糸蓮の花。200801b.jpg


『しっちゃかめっちゃか』 (2020.8.1)
昨日午後の妻との電話、「もしもし」「は~い」「昼寝し始めたらダーリンから電話ですって起こされた。元気のない声だけど大丈夫?」「元気だよ」「しっちゃかめっちゃかで疲れちゃった」「何があったの?」「あのねぇ、えーと、眠ったから分からなくなった。私はあなたに会いに行った」「あんたはグループホーム寿にいて、外出は出来ないから夢だよ」「大変なことになっていることをあなたに伝えに行った。市役所の方へ行って手賀沼から坂を登って家に行ったがあなたはいなかった。家の前から中学の方へあなたを探しに行ったが、それ以外は憶えていない」「誰だって夢から目が覚めると、直ぐに忘れて思い出せなくなる」「お昼の後はねやねやしていたが、昼寝したいから部屋に帰って寝た。今日はてんてこ舞いして疲れたから」「何がそんなに忙しいの?」「文化祭があるから」「何処で?」「ここで、あれ・・・ちょっと待って、外を見てくる。・・・いつもの通りの景色だった。垣根の上の方が赤くて、駐車場がある」「何処からその駐車場の先まで行った?」「屋根の下の廊下を通って別の建物を抜けて行った」「ここには建物は一つしかないよ」「おかしいな。家に行ったらあなたがいないから中学の方に探しに行った。いたと思って近寄って顔を見るとあなたじゃなかった。この坂を登るとあなたがいるかと思って登ったら崖が崩れていて、そこを抜けたら知らないところへ行った」「お昼を食べて部屋で眠ったら、電話だって起こされて夢の続きを空想をしたんじゃない」「ああ、そうか。夢か、やっと分かった。ここは自分の部屋、外へは行けない現実問題があるとやっと分かった。あなたを探し、見付けたと思ったら別の人、かわいそうだと思ってよ」「次ぎの日曜日に面会に行く。あんたは大きな部屋の窓の内側、私は駐車場にいて面会できる」「その景色、思い出したよ」「もう歌を鳴らして」「ランプは点いてる。・・・矢印を押したら鳴った」「電話機を返してきて」「電話ありがとうね。・・・終わりました」200801c.jpg
(市民農園跡の木の天辺でひと声鳴て、こっちに来いと誘うのか桃山公園目指して飛び去った。後を追えばいつもの枯れ木で鳴いていたヒヨドリ。空想の中で好き勝手に徘徊する妻のように。)