子ども5羽を連れて来たコブハクチョウ母さん

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.5.28)
(アルツハイマー)

子ども5羽を連れて来たコブハクチョウ母さん、「やっぱりクローバーはないね」ときょろきょろ見回す。200528.jpg

シジュウカラが繁った葉の間に見え隠れ、やっと撮ったら次ぎの瞬間ヒヨドリに入れ替わる。200528a.jpg

一昨日と同じ木の同じ枝で囀っていたホオジロ。200528b.jpg


『家に帰りたいよ』 (2020.5.28)
昨日午後の妻との電話、「もしもし」「はーい。天気がよくなったね」「天気はいいけど惚けている。行くところに行っていない気がする。いま、行くところの人が電話を持って来てた。何で来たのか分からない。少し眠ったようだ。いま、目を開けたらここがどこだか分かってきた。窓の外を見たら駐車場、その先は手賀沼の方へ下る道。橋の前で東に行ったら家に帰る道だ。さっき電話を持って来てくれた人がご主人から電話だと言ったが、私がうろうろしていたからあなたに連絡したのかと思った。最後の日だよね」「何のこと?」「今から手賀沼の方に行く」「いまは外出禁止で外に出られないよ」「なぜ?」「伝染病が流行っているから」「中国から来た伝染病と関係してたのか。じゃあここにいるのね」「そう、その部屋があんたの家。昨日あんたは電話で演説してたこと憶えてる?」「何って言った?」「グループホーム寿に入れてよかった。家族が介護するより施設に入ったほうがいいって言ってた」「へー、そんなこと頭にない」「S姉さんのご主人が亡くなったことは?」「それは憶えている。いま中国から電話してるの?」「違う、高野山の家」「二人で建てた家?」「そう」「家に帰りたいよ。一人でいると、あなたがどこかへ行っちゃったと思う。ここで一緒に住みたい」「私はそこへ泊めてもらえない。伝染病が治まったら面会に行くし、子どもたちが来たときは日帰りで家に来て、一緒に話したり食事したり出来るよ。夜はそこに戻って自分のベッドで寝る」「ここは私を預かった施設ね、よく分かった。あなたに会えないと生きて行けない」「毎日電話するし、面会が解禁になったら面会に行くよ」「家にも行けるのね。ここの人の言うことをよく聞くよ」「歌を鳴らしてから電話機を返してきて」「靴を履いた。・・・CDを鳴らしてきた。聞こえる?」「聞こえる」「電話機を返してくるね」と、前日の悟ったような演説はもう忘れ去っていた妻。200528c.jpg
(ご機嫌斜めかキジの雌、草むらから出てこない雌を鳴いて羽ばたき呼ぶ雄のキジ。)