雨が降って来そうな暗い曇天

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.5.27)
(アルツハイマー)

雨が降って来そうな暗い曇天、傘も持たずに歩く散歩の人を見て、大丈夫だろうと歩き始めたら折り返し点付近からポツリポツリと雨。200527.jpg

市民農園跡のクローバーは刈り取られ、田んぼに入っていたコブハクチョウ親子。網を張った田んぼの周りを延々と遠回りして。200527a.jpg

キジの姿を見付けたが、待っても待っても鳴かない雄、直ぐ近くにいたのか草むらから現れた雌のキジ。200527b.jpg


『いつもと違う妻』 (2020.5.27)
昨日午後の妻との電話、「もしもし」「はーい。昨日あんたのS姉さんのご主人が亡くなったと娘のYちゃんから電話があった。コロナ伝染病が流行っているから来なくていい、お知らせだけすると、膵臓癌で治療中だったが肺炎で昨日亡くなったことを聞いた」「悲しいね」「あんたたち姉妹を代表して地元にいるNさんとHさんが行ってくれると、あんたの妹のMさんが連絡してくれた」「そうか。私は今どこの施設にいるの? 分からなくなった」「高野山の家の直ぐ近く、グループホーム寿にいる。あんたが入りたかった施設だよ」「そうか、人生色々な終わり方がある。私の人生の結末を、この施設に入れてよかった。ボランティアで家族が介護してる人をいっぱい見たが、家族同士だとわがままが出て、やさしいようで憎み合うようになる。ここにいたら面倒見てくれる職員さんは優しいし、時々あなたが会いに来てくれたら幸せ」「伝染病が治まって面会が解禁になったら面会に行くよ」「そうだと決めたら気持ちが落ち着いた。いま鏡台の前に座ってるけど、私がずっと使っていた鏡台をAとLが持って来てくれと聞いたのを、朝夕に鏡を見るたびに思い出す。私一人用に広い部屋を与えられ、私の洋服が置いてあって、平和的だよ。家族だとわがままになったり面倒がるようになるのを見てきたから、家を離れるのは大切だと思うよ」「私たちは家族が憎み合ったり、面倒がったのではなく、二人が年を取り過ぎて一緒に暮らせなくなっただけ。伝染病が治まって面会できるようになったら会いに行くし、子どもたちが来たときは家に来て、みんなで楽しく夕方までを過ごすことも出来る」「夕方は嬉しかった気分のままベッドのあるここに戻るのがいい。仲良く過ごしたときがあったと思うだけでいい。そう思うと泣けてくる」「泣かないで」「泣いてごめん。一緒に死ぬことは出来ないが、みんないつかは死ぬ。あなたが先に死んでも泣かないよ。笑顔で送ってやる」「そう頼むよ」と、義兄が亡くなっていつもと違う妻だった。200527c.jpg
(昨日朝ホオジロが囀っていた繁みの上、静かになった今朝はちょこんと止まっていたカワラヒワ。)