潜水を繰り返しながら移動するカワウの群

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.4.11)
(アルツハイマー)

交互に潜水を繰り返しながら移動するカワウの群。小魚を咥えて浮上しした一羽、すばやく咥え直して飲み込む。200411.jpg

遊歩道脇に夢中で鳴くホオジロ、散歩のおばさんがスマホをかざしても逃げようとしない。200411a.jpg

しばらく姿を見せなかったが、お気に入りの鉄パイプに戻って来たカワセミ。200411b.jpg


『少しだけでいいから家に帰りたい』 (2020.4.11)
昨日午後の妻との電話、「もしもし、今どこ?」「家だよ」「直ぐ近くなのに何か急用?」「毎日電話しているじゃない」「毎日? 毎日電話くれたって記憶にない。今日は何の用事?」「あんたが元気かなと思って」「元気かって、時々横になって休むことはあるが、熱も出ていないし、変わったことはない」「どこで電話している?」「部屋にいるよ。いつも疑問に思っているけど、私は何でここにいるの?」「去年から二度も膵炎になって入院したし、目眩や吐き気、頭がガンガンして、辛くて何度も救急外来に行った。私も年をとって病院に連れて行くのが大変になったし、あんたも自分で食事や身の回りのことが苦手になって、何処か施設に入りたいと言い出した。ケアマネージャのMさんが紹介してくれて、あんたと一緒にグループホーム寿を見学し申し込んだ。、何ヶ月か待って今年1月に入所できた」「申し込んだことは憶えているが、ここに入ったことは知らない」「入院していた間に記憶が消えて、退院して記憶の混乱が治る前に直ぐここに入所したから記憶が残らなかったのだろう」「それで、申し込んだところにいつ入るの?」「ここが申し込んだところ」「もう入っているのか。周りの景色を見て、見たことのあるところだと思った。誰がここの費用を払うの?」「私が払っている」「あなたに苦労掛けたのね。心苦しいよ」「気にしなくていい。ここにいれば、食事、洗濯、掃除はやってもらえるし、訪問診療の先生が来てくれて、膵炎や辛かった目眩や吐き気、頭がガンガンするのも治って、私も安心しているよ。」「私もここにいるのがいいと思うが、少しだけでいいから家に帰りたい」「伝染病が流行って、外出も面会も止めてあんたたちは守られている。伝染病が治まったら家を見に行ったり、一緒に散歩しようね」「そんなこと言われると泣けてくる」「泣いたら私も辛いよ」「ごめん。嬉しいよ。ありがとう」「また明日も電話するね」「電話機返してくる」と言って、事務所で「電話終わりました。ありがとう」「じゃあお茶でも飲もうね」との会話が聞こえ電話は切れた。また同じような話しの繰り返しだった。200411c.jpg
(朝の散歩から戻ってくれば、久々に埋立地の杭にカワウが集まり、遊歩道沿いの岸には釣り人が並ぶ)