暗い曇天に小さな隙間ができて刻々と広がる

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.2.16)
(アルツハイマー)

暗い曇天に小さな隙間ができて刻々と広がる。隙間から漏れ出る朝の光に少し色づいた周りの雲。200216.jpg

瞬時に広がった大きな朝焼け。紫がかった赤から朱色に変わり、やがて色褪せた曇天の空。200216a.jpg



『長女と一緒に楽しそうに歌っていた妻』 (2020.2.16)
昨日、妻の面会に必要なマスクの手持ちが少なくなった不安について書いたら、長女の夫が昨シーズン重複購入していたマスクを長女が持って来てくれ、弟から奥さんの入院時に購入したマスクを送ってくれると電話があった。これで当面マスクを入手できなかった不安が解消した。
長女と一緒に妻に面会に行った昨日午後、職員さんと一緒に玄関の内側で待っていた妻。なかなか私が来ないので、待ちきれずに玄関で待っていたのだと。長女を見付けると喜んで抱きついた。トイレに寄って、部屋に入ってきた妻、入り口の低い敷居につま先が引っかかり転びそうになったのを見た長女、「つま先を上げるようにして、かかとから降ろして歩けば転ばないよ」と手本を見せて練習させる。やればできると思ったが、練習が終われば元通りつま先も引き摺った歩き方。
カレンダーの15日の空欄には『今日は来てくれるだろうか??』と書いてあり、その下に『詮とAが来てくれた。わ~い!』と書き足した。いつもとは逆に「ここはどこ?」と妻に質問すると「我孫子」と答え、自宅までの道筋を間違いなく説明出来た。昨日までは取手だと思い込んでいたので「東邦病院はどこ?」と言ったら「我孫子」、「どうして分かったの?」と訊ねたら、「誰かが我孫子だと教えてくれた」と、思い込みからやっと解放されたようだ。
CDラジオで日本の歌を再生し、長女と一緒に楽しそうに歌っていた妻、時にはハモってみて長女と顔を見合わせて嬉しそうにほほえむ。いつになく穏やかで、会話もしっかりしていた妻。長女との会話が弾みいつもより多弁。3時のおやつは他の入居者と一緒に食べて欲しくて、2時50分になったら退出。玄関まで見送りに来て、「また来てね」と長女に言って手を振っていた。200216b.jpg200216c.jpg