ちょっと意地悪な晴天の朝

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.2.10)
(アルツハイマー)

日の出の方向にだけ雲が高いなんて、ちょっと意地悪な晴天の朝。オレンジ色の雲間が残っていたら運のいい日の出になるのかも。200210.jpg

沼を風が吹き抜ければ、水面はサイケデリックな色彩と模様の変化。200210a.jpg

オレンジ色の雲間は閉じて、厚い雲の上が白く輝きはじめた日の出直前の頃。岸からコガモが泳ぎ出し、カルガモが数羽飛来して着水。200210b.jpg


『歌いながら思い出したのはふる里の風景』 (2020.2.10)
昨日午前中にヨドバシカメラから着いたCDラジオの動作試験をしてから、いつもより早く妻に面会しに出発。玄関に出迎えてくれたOさんにCDラジオを持って来たことを告げ、ここ数日間の妻の状況は過去の水不足の時に似た症状、水不足気味になると水を与えても「飲みたくない」と言い、自分では水を飲まなくなる習性についても伝える。水摂取については特に気をつけて下さるとのこと。
私が来たことに気付いた妻が笑顔で部屋から出てきて、うがいと手洗いをしていた私の荷物を部屋に運び込む。私が部屋に入ると急に泣き顔になり、「朝から窓の外を眺め、小さな声で歌ったり、声を出さずに歌っていた。何もやることがなくて淋しかった」と訴える。「CDラジオと日本の歌心の歌のCDを持って来たから掛けてあげる。歌ったら淋しくなくなるよ」と言って、CDを再生し始めると半泣きの顔で歌い出した。一曲目が終わる頃には泣くのを止め、姿勢を正して歌う。カップに水を汲んできて渡すと片手にカップ、もう一方の手を振りながら歌い、曲の合間に「いまの歌、家の近くの段の坂を下って川の土手を歩く風景だった」と。次の曲では「土手からたんぼ道に出て平田の商店街への景色」と歌いながら思い浮かぶふる里の景色のことをつぶやいていた。「中学生の頃、お使いで平田に行くとき川の土手やたんぼ道で、いつもその場所でその場所の歌を歌ってた」と、古い思い出を語った。
CDラジオの電源スイッチ、CD再生のボタンと停止ボタンを説明したら、「分かった、簡単じゃん」と言ったが10分後にはもう憶えていないだろう。帰りがけOさんに、電源を点けたままになっていたら電源ボタンを押して消してもらうよう頼んで帰宅した。200210c.jpg