対岸目指して飛んだコブハクチョウ二羽

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.2.3)
(アルツハイマー)

雲間からこぼれ落ちる日の出前の光に染まった沼。飛び立って対岸目指して飛んだコブハクチョウ二羽。200203.jpg

東の空の雲が少しばらけ、雲の隙間に眩しい瞬時の日の出、間もなく直ぐ上の雲に隠れてしまった太陽。200203a.jpg

帰ろうとした頃対岸から飛んでくる猛禽一羽の姿、沼上空で旋回したのはチュウヒの様だった。200203b.jpg


『花から花へ渡り歩くヒヨドリを目で追う妻』 (2020.2.3)
いつもの時間に面会に行った昨日午後、玄関の自動ドアが開かず、中にいた作業員が開けてくれ、出て来た係の人が「第一日曜日は部屋の清掃の日、みんなあっちにいますから」とデイサービスの部屋を指さした。「三時前には終わりますからこちらに来られませんか」と言われたが、「散歩に連れ出してもいいですか」と許可を得て、係の人が持って来てくれたコートを着せ、前日と同じ道を歩くことにした。
外は風もなく散歩にはいい日、「この景色、見たことがある」と妻、「昨日も通ったよ」「憶えていない」「昨日はW園のMさんが面会に来てくれたよ」「憶えてないなぁ」と。長女が来てくれ喜んでいたのにそれさえも思い出せない。「足がふわふわすると言って道路脇のコンクリとブロックに腰掛けた妻の足元を見たら、靴紐は結んであったが両足ともファスナーが開いたまま。直してやると「治ったよ」と言って歩き出した。1月の入院と、病院のミスでリバスタッチパッチを重複して貼られて副作用に苦しんで以来すっかり足が弱ってしまった。
旧村川別邸の二羽を見下ろし、「ここは下から登って来たよ」と古い記憶が蘇った。子の神大黒天の境内から手賀沼や我孫子高校の校舎、カスミストアを眺め、「ここは我孫子?」と言う。妻の頭の中の地図とは違ったところか眺めたからだろうか。ベンチに腰掛け、ヒヨドリ二羽が戯れるように鳴きながら飛ぶのを見付けた妻、「ツバキの花の蜜を吸ってる」と言って、花から花へ渡り歩くヒヨドリを目で追っていた。ヒヨドリが飛び立ってから「あなたは夫だと思うがそうだという確証がないような気がする」とぽつりと言って、「その内それも分からなくなっちゃうのかなぁ」と涙ぐむ。お参りに来た人が鳴らした鈴の音に気づき、「お賽銭をちょうだい」と手を出す。コインを渡すと綱を引いて鈴を鳴らし、長いこと手を合わせていた。記憶が戻るようにお願いしていたそうだ。
帰り道、梅が小さなつぼみをいっぱいつけていたのを見付け、「もうじき咲きそうだね、咲いたら見に来ようね」と言った。戻ると部屋の清掃は終わって、妻は係の人が3時のおやつに誘って連れて行き、私は面会票を記入して提出したら家路へ。200203c.jpg

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