微かにこちら岸が見えるほどの濃霧

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.2.14)
(アルツハイマー)

微かにこちら岸が見えるほどの濃霧。上空は晴れていて月も見える。200214.jpg

霧が流れてくっきりと見え始めたこちら岸の輪郭、上空の薄雲が赤紫色に染まる。200214a.jpg

霧の中にうっすらと日の出、見る見る目映くなり水面に映る太陽。200214b.jpg


『ワープする摩訶不思議な妻の居場所』 (2020.2.14)
妻に面会に行った昨日午後、ベッドに潜り込んだばかりだったのか眠ってはいないで、まだ妄想の世界には入り込んでいなかった。四月並みの暖かさだから散歩に誘い、カーディガンを着せたがマスクがない。前日は新しいマスクと使用中のものがあったが捨ててしまったらしい。貴重な私の予備品を使わせると顔中がマスクのようになる、Sさんに散歩に出掛ける許可をもらい出発。ホームを出て少し西に行き、下り坂の路地に入ったら右足に違和感があると言う。チェックしたら靴のファスナーの閉め忘れ。子の神大黒天への急な階段を下りてくる人が手を振っていた。アルツハイマー発症以前は妻と一緒に自宅でお茶を楽しんでいた友だちのKさん。「散歩の帰り道に寄るつもりだった」とのことだったが、こちらは散歩に出たばかりだったのでバス通りまで出て別れた。
並塚のバス停付近から名戸ヶ谷病院や市役所の別館、手賀沼を眺めたら自宅近くの場所と分かり、自宅までの道を思い出した。背中側の東邦病院を振り返ると、同じ位置に立ちながら自分の居場所が取手のように思えて、どこにいるか分からなくなった。昨年8月末に膵炎で入院した我孫子東邦病院と、膵炎再発で今年1月に入院したJAとりで総合医療センターが記憶の中でごちゃ混ぜになっているらしく、自分のいる場所を取手だと思ってしまう。
一旦頭の中が取手に塗り替えられたらずっと取手にいる気分。ホームの玄関前まで戻ったら「見たことのあるところだ」と言ってベンチに腰掛け一休み。玄関を入った途端自分の部屋の場所が分かり、靴を履き替え部屋に戻る。玄関のドアの外と内で瞬時にワープする摩訶不思議な妻の居場所。前日に続き穏やかな表情だった妻。200214c.jpg

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