地平線から高くわき上がっていた雲

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.2.12)
(アルツハイマー)

桃山公園の沼を展望できる高台に差しかかれば、地平線から高くわき上がっていた雲。街灯の明かりが足元まで差し込んでいた高台。200212.jpg

南から東へ移動しながら広がるオレンジ色の雲の隙間、釣堀前の水面に映って繋がれた小舟はシルエット。200212a.jpg

雲間に日の出が見られるかと期待したが、日の出の辺りを通り過ぎ南からどんどん狭まる雲の隙間。帰宅して雨戸を開ければ厚い雲の上に眩しい太陽。200212b.jpg



『CDラジオに合わせて機嫌良く日本の歌』 (2020.2.12)
昨日午後に妻の面会に行ったとき、Oさんに「昨日の妻は、私が妻を一人海外の施設に置き去りにして何処かに行って帰ってこないと妄想していて、散歩しても歌っても現実の世界に戻りきれなかった。10日の予定の出張が9ヶ月になったり、天安門事件に遭遇して帰国できなくなった古い記憶が蘇ったのかもしれない」と話していると部屋から出てきた妻。「私が知りたいのは、私はどうしてここにいなくてはならないのか、誰も教えてくれないから訳がわからない」と言う。
部屋に入って何回目かの説明を繰り返した。「二人とも年を取って出来ないことが多くなった。心臓に人工弁を入れる手術をしたり、胆嚢を摘出したりして入院するごとに体力が落ちた私。あんたはめまいや吐き気がして急に病院に連れて行くことが増え、昨年から二度も膵炎で入院。一度は救急車で、もう一度はタクシーの運転手に助けてもらって病院に行った。私一人ではあんたを守り切れなくなった」「憶えていないけど大変だったね」「ケアマネージャだったMさんが紹介してくれて娘のAとここを見に来たらいいところだった。あんたを連れて来たらあんたも気に入ってここに申し込んだ。運良く自宅にも近いここに空きができて一ヶ月前に入居したんだ」「そんなことがあったような気がする、分かった。そう説明してくれれば分かるんだ」と、今回も何度目かの納得。
気分転換に散歩に出かけた。並塚のバス停付近まで行って手賀沼や名戸ヶ谷病院、東邦病院を眺めて、「ここは自宅近くだ。左に曲がって神社の手前から坂を登れば家だね」と居場所も分かった妻。前日よりちょっと歩く距離を伸ばしてホームの前のベンチで休むと、「ここは見たことのある場所だ」と言う。部屋に戻ったらどこを歩いてきたかもう憶えていなかった。
CDラジオに合わせて機嫌良く日本の歌を何曲か歌い、「あなたはどこに住んでるの?」「自宅」「もっといて欲しいが夕食の仕度もあるでしょ。もう帰ってもいいよ」「夕食は宅配弁当が来るからいいが、もう3時のおやつの時間になるから帰るね」と退出。玄関のドアを解錠しに来てくれた係の人と一緒に手を振って見送ってくれた。200212c.jpg

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