細く長い雲の隙間はほのかな赤

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.1.14)
(アルツハイマー)

曇天の裾に横たわる細く長い雲の隙間はほのかな赤、段々広がって濃くなってきた赤橙色。200114.jpg

いつの間にか上空に広がり始めたの雲の隙間、雲が流れて見え始めた月。200114a.jpg

雲から出て直ぐに雲に隠れた一瞬の日の出。200114b.jpg


『嘘八百を並べて言っても私には分からない』 (2020.1.14)
昨日午後、グループホーム寿に面会に行くとトイレから戻ってきた妻。私の顔を見ると泣き顔になって「私はどこにいるの? なんでここにいるの? いつ帰れるの?」と矢継ぎ早の質問。ベッドに腰掛けさせ、「ここはグループホーム寿だよ」「市役所の前の道を上って交差点の手前でひだりにはいったところだよね」「そうだよ」「私はどこにいるの?」「昨日入居してグループホーム寿にいるよ」「私が?」「そう」「あなたが嘘八百を並べて言っても私には分からない。嘘じゃないだろうけど、嘘だったらみんなが陰で笑うでしょ。そんあのいやだ」と信じようとしない。また、昨自宅から出てきてここに入居したことを説明、何度か繰り返す内に、「そんなことがあったような気がする」と言った。
しばらく考えている様子、「一度家に帰って、ここへ来ればはっきり分かると思う」とぽつりと言った。昨日長女がた自宅前と入居後の部屋で撮った写真をカメラのモニターに再生させて見せたら、「撮ったのを思い出した」と言った。
3時のおやつの時間になり、ほかの人たちが部屋から出てきて共通スペースに集まり始めたから、「また明日来るよ」と言って帰ろうとすると、「だいたい分かったけど、まだ胸の中にすとんと落ちた分かり方じゃない」と言って、Sさんに伴われて玄関まで見送りに来た。立ち止まるとまた引き戻されそうな気がして、振り返らず駐車場へ急いだ。200114c.jpg