地平線沿いに細く長い雲の隙間がオレンジ色

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.1.31)
(アルツハイマー)

上空は晴れてきたが、東のには大きな雲。地平線沿いに細く長い雲の隙間がオレンジ色。200131.jpg

対岸のオレンジ色の雲の隙間にニュータウンのビルが影絵のよう。風に波立つ沼が暗い。200131a.jpg

雲の隙間の薄雲の向こうに昇った日の出。うっすらと水面に映った太陽。200131b.jpg


『楽しかった。また連れてってね』 (2020.1.31)
いつもより少し早く妻に面会に行った昨日午後、玄関を入ると事務所からOさんが出てきて「今日は調子がいい」と教えてくれた。「昨日は夜の嵐に眠れなかったのか落ち込んでいた。気圧や気温、天気の急変したときは妄想に怯えたりすることが過去にもあった」と話した。Oさんから「外に出て散歩したいと申し出があって、いまテラスに出て体操をしている。よかったら散歩に連れ出してもらえますか」と言われ、妻が体操から戻ってきたら係の人にコートを着せてもらい散歩に出掛けた。退院後ずっと散歩をしていなかったので脚力が衰えているからあまり遠くまで歩かないようにとのアドバイスもあって、妻が気にしていた部屋の窓から見える駐車場の先の景色を見に行くことにした。
私と同期入社だったYさんの家の前で表札を指さしたら、前日思い出せなかったYさんのことを思い出した。広い道に出ると左に消防署やコナカを見付け、右に東邦病院、名戸ヶ谷病院の建物を見付け、「市役所の前の道だ。手賀沼も見える。家の直ぐ近くだ。これで窓の外と私の地図が重なった」と、立ち止まって眺めていた。下り坂の歩道を少し下り、右への小路を見付け、「この道は何度も通ったことがあるよ。上にも下にも抜けられる」と古い記憶が蘇った。Y字路に差し掛かると「左に下がると市役所の前に出る」と言いながら右に坂を登る。「ちょっと疲れた」と言って民家の垣根につかまって一休み。坂を登り切ってT字路に出ると右にグループホーム寿が見えた。妻にとっては約40日ぶりの散歩。たいした距離ではなかったが「楽しかった。また連れてってね」と次の散歩をねだられる。「いまの道、何度か通ったことがあるよ。忘れずに憶えていた」とちょっと得意そう。
部屋に戻って、「昨日髪をカットしたんだろう?」と言うと「うん。私が覚醒しているときにまた散歩に連れてってね」と散歩のことしか頭にないらしい。「覚醒しても、10分経ったら忘れないかなぁ」とからかえば、「忘れたって覚醒してたらいいでしょ」と言ってすまし顔。しばらくして、「私たちの家はどこだった?」と言い、住所を言っても近所の家のことを言っても景色を思い出せない。頭の中は散歩道のままだからか。珍しくご機嫌がいい日だ。帰ろうとすると、3時のおやつだと係の人が呼びに来て妻はテーブルの自分の席へ、私はカスミストアが10パーセント引きの日だから買い物に行く。200131c.jpg

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