地平線の空を映してオレンジ色の沼

撮影ノート『手賀沼有情』 (2020.1.30)
(アルツハイマー)

上空はよく晴れているが、東の地平線には厚い雲が覗いている。雲の上がオレンジ色に染まれば、地平線の空を映してオレンジ色の沼。200130.jpg

日の出前を駆け抜けていった若い人たち。駅伝の練習だろうかみんなたすきを掛けていた。200130a.jpg

頑固に地平線に張り付いていた雲の上に日の出。雲から出ればもう眩しすぎ。200130b.jpg


『夢か空想か、夜半の嵐の中の怖い話』 (2020.1.30)
妻に面会に行った昨日午後、部屋を覗くと顔まで布団を被り膝を立てていたのだろう丸くなって寝ていた妻。いつもならこっちを向いて手を振るのに顔を見せようとしない。「眠ってるの?」と声を掛けたらそっと毛布を持ち上げてこっちを見た顔は何かに怯えたような顔。「どうしたの?」と言ったら途切れ途切れに語り始めた。「昨夜は嵐で眠ったような眠らなかったような訳のわからない夜だった。眠れずに死にかけているような、まだ死んではいなかったように思ったのが、夢だったのか目が覚めていたのか分からない夜だった。生きた心地がしなく怖くて、死ぬのかなと思ったが、死ぬような気はしなかった。怖い夢を見ていたならそれは現実のことじゃなくて、夢を見ていない人の現実とは不公平だ。夢だったら現実に合わせて夢を見ることなんかできない。全部憶えているかと言われたらそうじゃない。夢だったのか空想していたのかは分からないが、今生きてることだけは分かる」と思い出しながら訳の分からない独り言。
水を汲んできて飲ませようとすると起き上がり、まだ目覚めていないような顔でベッドに腰掛けて水を飲んだ妻。夜の嵐で眠れなかったとき何かを空想していたのか、夢を見て怖かったのか、その記憶を引き摺ったまま昼食後の昼寝をして、夢か空想の中にいたのだろう。「昼食や朝食は食べた?」と聞いたら「忘れた」と答え、段々目が覚めてきたような顔になった。カレンダーを渡すと「ここが今日?」と確認してから私が来たと書きしるしながら、「今日は自分が現実の世界にいるのか空想の世界にいるのか分からなくて悲しい。これって笑い話みたいだ。そうだ、笑い話にしよう」と言って少し笑みが戻ってきた。
「もう帰るよ」と言ったら、「帰っちゃうの、抱きつきたいけど恥ずかしいからやめた」と言って私につかまって立ち上がり部屋から出ると、係の人が来て「ちょうどよかった。床屋さんが来たから髪をカットしてもらいましょう」と妻を共通スペースへ連れて行った。玄関の解錠をしてくれに来たSさんに「気圧の変化が急だったり、天気や気温の変化が大きいと怯えたり空想の世界に閉じこもりがちで、今日はそんな日だった」と話した。200130c.jpg

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