オレンジ色に染まった東の地平線の雲の上

撮影ノート『手賀沼有情』 (2019.11.29)
(アルツハイマー)

上空は雲一つない快晴の夜明け、まだ星が幾つか残る上空。オレンジ色に染まった東の地平線の雲の上。191129.jpg

岸辺から泳ぎ出たコガモやカルガモ。五羽ほどのカルガモが飛来しオレンジに染まった水面に着水。191129a.jpg

やがて雲から出た太陽は眩しく、地平線の空も沼もオレンジ色。191129b.jpg


『私の古い老眼鏡を掛けたらよく見えた』 (2019.11.29)PB282363mt.jpg
昨日早朝、妻の様子を見に行くとベッドに腰掛けノートを見ていた。サイドボードから引っ張り出したのだろう、妻が近隣センターに行っていた頃の日記だった。何度も中断し、また書き始めることの繰り返しだったノート。「もう忘れちゃったけど、書いておいたから何をやっていたか分かる。これ、我孫子のことだよね。私、いつここに来た? ちょっと前まで横浜にいたのに、頭の中がごちゃごちゃになって分からなくなった」「横浜から来たのは36年以上前だよ」「困ったな。頭がおかしくなっちゃった」と言ってノートを置き着替え始めた。
横浜にいた頃の夢を見たのか、横浜にいた頃を思い出して空想の世界にいたのか、朝食時には現実の我孫子に戻っていた。朝食後、Rに行く支度をして居間に降りてきて、持って行く手提げ袋に老眼鏡が入っていないと中を探っていた。「眼鏡なら、何処かに置き忘れて一昨日も昨日も探したよね。まだ見つかってないよ」と言ったら前夜言ったことは忘れて、「あなたは自分の眼鏡を探していたのでしょう」と前夜と同じことを言う。私の古い老眼鏡を掛けたらよく見えたと、それを持って出掛けた。昨日辺りから急に物忘れが増えて、妻自身も戸惑っているように見えた。
一緒に夕食の支度をしていたとき、ハイになって口数が多くなり、あれこれ思いつくことを一人でしゃべっていたが、突然真顔になって「私には子どもが二人いたよね、男の子はいなかったけど。今は子どもは出て行って二人家族だよね」「二人とも結婚して出て行ったよ」「結婚してたか」「孫だっているよ」「上は八王子にいるって分かるけど、下は川崎だったか横浜だよね」「横浜だよ」「うん、思い出したよ」「私は何人姉妹だった?」と言って指折り数えたが途中で分からなくなる。「上から名前を言ってごらん」と言ったら、立て続けに七人の名前を言った。今度は名前を言いながら数えて、「七人だ。名前を全部言えた。嬉しいね」「一番上の姉さんは亡くなったけど」「えっ、亡くなった」とびっくりした様子。自分の姉妹や娘たちのことを思い出しにくくなって来て、時たま末の双子の姉妹と自分の娘たちを混同するようにもなってきた。いずれ私も「どちら様でしたか?」と言われる日が来るだろう。

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