まだ沼の向こうに対岸の灯り

撮影ノート『手賀沼有情』 (2019.11.24)
(アルツハイマー)

雨だから、少し明るくなって桃山公園の高台へ。まだ沼の向こうに対岸の灯り。191124.jpg

雨だってハス群生地にちゃんと戻って来ていたオオハクチョウたち。191124a.jpg

待っても止みそうにない雨、藤棚の下を遊歩道に向かっていたシベリアンハスキーのジャックとお父さん。それ以外に人影は無く早々に帰宅。191124b.jpg



『帰ろうとするTさんと握手』 (2019.11.24)
昨日夕方、玄関から「ただいま」と妻の元気な声。送ってきてくれたTさんが「誕生日だった日の音楽イベントではカラオケで歌って、みんなから上手だと褒められた」と言うと、「憶えてない、忘れちゃった」と妻。「誕生祝にカードももらったね」「忘れた」と言って手提げ袋を探したら出てきた大きな誕生祝いのカード。「帰ってくる前には仲良くなった人とベッドに腰掛けて楽しそうにお話ししていたよ」と言われるとしばらく考えて、「思い出せない。一つ楽しんでも直ぐ忘れちゃい、その次ぎに楽しんでも忘れちゃう。忘れちゃって楽しいのはそのときだけでももいいじゃん」と妻。帰ろうとするTさんと握手をして、玄関の外まで後を追い「またね」と言って見送った。
居間に戻ってくつろぎ、買っておいたアイスキャンデーを食べていた妻に、「W園はどうだった?」と訊ねたら、Wってどこ?」「Rの近く」「Rってどこ?」、自宅からRまでの道を説明し始めると「わかった。そこから山の方に見えるところに行った。1号室にいたよ。私は何日いたの?」「五泊六日」「えっ、そんなに長く。どんどん忘れるから一日だけかと思った。惚けたからかな。その方が気楽でいいよ」と言ってアイスキャンデーを食べ続けた。
帰ってきてご機嫌がいいので私もうれしい。いいショートステイだったと言うことだ。何か気に入らないこと、悲しいことがあるとそれが何だったかは忘れても、いやだったとか悲しかった感情だけはずっと残っていて、帰宅してもその感情を引き摺っていて私を困らせる。
妻の記憶は、自宅からその場所や建物までの道を自分の頭の中の地図に合わせて思い出すとその場所や建物の記憶につながり、そこでの出来事も思い出すようだ。いろんな出来事の断片が記憶されているが、正常なら幾つものインデックスで個々の記憶を読み出せるが、妻の場合は特定の幾つかの階層を辿っての限られたインデックスがないと読み出せないような気がする。たとえばある場所までの行き方で場所を思い出し、場所が分かるとその場所に係わる幾つかの出来事の記憶につながるように、インデックスやインデックスへのパスが極端に少なくなってきているようだ。もう一つは、写真を見せるとイメージとして記憶に辿り着くことがある。Tさんとのツーショットを見せたら送ってもらった車の中で話したことを思い出した。191124c.jpg

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