まだ風もさほど強くない台風来襲の早朝

撮影ノート『手賀沼有情』 (2019.10.12)
(アルツハイマー)

数分間の通り雨が過ぎ去ったら、また止んだ雨。まだ風もさほど強くない台風来襲の早朝。近所の手賀沼公園に行き高台から沼を撮る。遊歩道脇の埋立地、杭の上に点々といつもより多いサギの数。揺れる葦やヒメガマの群落より居心地がいいのか。191012.jpg

誰もいなかった公園の広場、帰ろうとしたとき広場に出てきた犬を散歩させる老夫婦。191012a.jpg


『回想 アルツハイマーの妻の初期症状(2)』(2019.10.12)
2015年になると、駅まで車で送って貰うとき、途中で「どこへ行くのだった?」と言うことが気になり始めた。本人も言葉が出にくくなったとの自覚があったようだ。後期高齢者の免許更新があったとき、長谷川式テストは24/30点、特に指摘事項はなかった。6月をもって近隣センターの役員や地域のまち作り協議会を卒業。以降、ネコを抱いてぼんやりしたり、寂しくなったと言っていたのが気になった。
8月末、道路脇から発進するとき前に止まっている車のミラーに軽く接触して小さな傷が付いたが、その車は納車された直後だった。パニックになって私に電話があり、駆けつけたら、いつもと違ってうろたえ、状況をうまく説明出来ない妻にびっくり。それを契機に市内のHクリニックでMRI撮影、コンピュータ断層診断を受けた。長谷川式テストは24/30点、血管が細いとの診断で脳の血管を広げ、脳の血流をよくして脳の働きを活発にする薬を処方された。
若年の頃から頭の中に描いている似たものの名称を混同することがあり、冷蔵庫と洗濯機の混同は子どもたちの語りぐさ。言葉が出にくいことを家族はあまり気にしていなかったが、秋になると道の説明などが相手に伝わりにくくなった。自分の頭の中に地図か風景景が浮かぶのか、宙を指さして「あっち、こっち」と説明することが増えた。冷蔵庫と洗濯機を言葉の上で混同しても、頭の中のイメージは間違っていないと妻は言っていた。
気になることがあるとそのことにかかり切り、そのことばかり言っているのが目立ち始め、気になることを中断して他のことを行えなくなってきた。自分の世界にいて他の人の話を聞いていなかったかのように、他の人の話を理解しにくくなって話しのすれ違いも起きるようになった。
家計の管理もアバウトになり年末から私に交替し、買い物にも一緒に行くようになった。足が痛くて座れず、長年続けていた茶道研究会や上位の先生のところに習いに通うのも休止した。191012b.jpg