子どもの鳴き声が聞こえたから下流から来る

撮影ノート『手賀沼有情』 (2019.10.2)
(アルツハイマー)
五本松公園を過ぎると急に濃くなった霧。暗いからまだ来ていなかったビッグ親子、「子どもの鳴き声が聞こえたから下流から来る」とお兄さん。私の耳には聞こえなかったが、やがて下流から現れたビッグ親子。191002.jpg

濃霧の中で待っていたラッキー親子、今朝も子どもが一羽足りない。「チビはどこ?」とお兄さんが訊ねても、餌を早く欲しい父さんは首を伸ばして朝の挨拶を二度三度。「自分から出て行ったのか、親に追われたのか。事故や捕らえられたのなら親たちが訴えるからわかる」とお兄さん。191002a.jpg

濃い霧の中から飛来し上流の岸に降りたアオサギ。カワウが来て漁を始め、オオバンやカルガモが残った餌に集まってきたら、小魚も集まっていると知っているようだ。191002b.jpg


『靴を履いたからもう何処かに置き忘れない』(2019.10.2)
朝起きて雨戸を開けたときはRセンターへデイサービスに行く積もりになっていたのに、朝食を食べ始めたら忘れてのんびりしている妻。支度開始のタイムリミットになって、「Rに行く日だよ」と言えば、「どうして事前に説明してくれなかったの」と不満げな表情。Rセンターから10分後に迎えに来るとの電話があって、ふと気がつけばつい先ほど昼の薬や連絡ノートを入れた通い袋がない。慌てて探し始めればベッドの上にある。つい声を荒げ「どうして持って来たの」と言えば「私だって私のことを書いてあるのを見たい」と。持ち物の手提げバッグと一緒に玄関に置き、玄関の鍵を置く場所を見たら鍵とココセコムの端末を入れた袋がない。バッグの中のものを全部出して調べたらバッグのポケットの一番下にあった。しばらくRセンターに行かなかったからか、今迄できていた出掛ける準備の手順を忘れてしまったらしい。
「靴を履いたからもう何処かに置き忘れない」と言って早めに靴を履いて玄関に腰を下ろした妻、手にはしっかりと通い袋と鍵の入った袋を握りしめていた。つい声を荒げて探し回った私に腹が立ったのか、私を見上げ「そんなに大事なものならあんたがずっと持っていればいい」と。
チャイムが鳴ってドアを開けたら迎えの人の姿、途端ににこやかな顔になってご挨拶。ドアの外に出ると通い袋と鍵を迎えの人に預けて車に向かった妻。いつも自分で鍵を掛けさせていたのは、間違いなく鍵を持って出たことの確認になるからだが、私が見ていたから鍵を掛けずにそのまま車に乗り込んだ。191002c.jpg