岡発戸新田の釣堀前から出てきたボート

撮影ノート『手賀沼有情』 (2019.10.28)
(アルツハイマー)

岡発戸新田の釣堀前から出てきたボート、いつもの時間、いつもの二人が、いつものコースを辿って。191028.jpg

オオバンの群が岸辺に泳ぎ寄ったら、入れ替わるようにコガモが飛び立った。191028a.jpg

いつまでも暗い曇天の朝、帰ろうとする頃に雲間からほんの一瞬見えた太陽。191028b.jpg



『私との関係がごちゃごちゃになっちゃった』 (2019.10.28)
昨日早朝、ベッドに腰掛けていた妻、「子どもの遠足なのに水筒がない。何処に仕舞ったか忘れちゃった。遠足なのに何にも支度をしてなくて困っちゃった事ばかり考えていた。子どもはもう家にいないのにどうしてそんなこと考えたんだろう。私には子どもは二人いたよね」「二人いるよ」と答えたら、ぼんやりと窓の外を眺めていた。しばらく話していると段々に目覚めたのか空想の世界から現実の世界に戻ってきた妻。
11時頃だったろうか、ソファに腰掛けていた妻に声を掛けたら、「ずっと昔のことを考えていた。まだ片倉台団地にいて子どもを育てていた頃のことを次々と思い出していた。六角橋の商店街や、東神奈川から電車に乗って大井町まで行った立会小学校に勤めていた頃の風景がどんどん出てきたの。昔はいろんなことをやって楽しい思い出がいっぱいあるって分かったら嬉しくなった」「今はどこにいるの? 片倉台団地? 立会小学校?」「もう我孫子に戻ったよ。外の景色を見たら我孫子だって分かったの」と言って立ち上がった。
12時30分頃長女が来た。興奮して大きな声で出迎えた妻、そして半泣きになった。長女が買ってきてくれた鮨の昼食、嬉しそうにとりとめのない話しを繰り返す妻。二人で妻の寝室に行き、季節が変わるからベッドの脇に並べておく衣類の入れ替えを妻の意見を聞きながらやってくれた長女。4時頃になると台所に降りてきて、冷蔵庫を開けてなにやら探している妻。「何を欲しいの?」と問えば、「Aは遠くから来ているから早く帰さなくては。何か食べさせなければならないから探してたの」と、娘に対する母親の思いやりの気持ちになっていた。
5時が過ぎ急いでバス停へ向かう長女、泣きべそ顔で姿が見えなくなるまで見送っていた妻。夕食後リバスタッチパッチを背中に貼ってやりながら、「Aが来てくれてよかったね」と言ったら、「いつ来たの?」「今日。Aがお昼ご飯に鮨を買ってきてくれたじゃないの」「Aは私の子?」「そうだよ」「忘れちゃった。頭が混乱してるから思い出せない。私との関係がごちゃごちゃになっちゃった」と。夜になって疲れてくると、娘や妻の姉妹などとの関係が分からなくなることがある。そう遠くない日に、「どちら様でしたでしょうか」と私が言われているシーンが脳裏をかすめた。191028c.jpg

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